シュパットは、プリーツ構造によって
少ない動作でたたむことができるバッグです。
人の行動や気持ち、
そして暮らしに寄り添い導き出した設計を指して、
“デザイン”バッグ、と名乗ることにしました。
私たちの真ん中にいつもあるのは、
「使う人の声を聞く」こと。
どんなことに困っているか。
どんなものがあったらいいか。
声にならない声にまで、耳をすませる。
小さな違和感を見つけては、
なぜ?を追いかけ、発見をさがす。
色や柄がもたらす喜びも大切に。
持っているだけでうれしい、好き。
そんなときめきがあってこそ生まれる、
人とモノとの愛ある関係性を目指したい。
シュパットに完成はありません。
誕生からずっと、今もまだ進化の途中。
もっとあたらしい心地よさや喜びがある、
そんな未来に、私たちもワクワクしています。
楽しい日も、忙しい日も、平凡な日も。
使う人の人生にささやかに関わりながら、
いつかいつのまにか、
欠かせない存在となれるように。
シュパッとたためるデザインバッグ
シュパットは「使い続けられる」ことも大切にしたい。
そんな観点からも設計を工夫し、製品テストを重ねています。
100回洗濯を繰り返しても※、プリーツの線はしっかりとついたまま。変わらずシュパッとたためて、気持ちよく使い続けられます。 ※コンパクトバッグによる洗濯試験
収納袋をなくしてしまい使いづらくなる、ということがないように。本体だけで簡単に小さくまとめられる仕組みを採用しています。
いつもシュパッとキレイにたたんでもらえることも、プリーツ加工を保つことにつながります。
「たたむのが面倒」「元のように戻せない」「付属の袋をなくしてしまう」。シュパット誕生のきっかけは、エコバッグについてのこんな声を聞いたこと。小さなストレスを感じながら、そういうものだと諦めて使っている人が多くいる。そんな現状を変えたいという思いからでした。
エコバッグを使う人の動作を観察してみると、多くの人が生地についた折り目を探りながらたたんでいることに気づきました。さらにヒントになったのは、商品の検品作業時に使う不織布の帽子。蛇腹に折りたたまれた棒状で、広げると帽子になり、両端を引っ張ると元に戻る。この構造を活かせないだろうか。生地にプリーツ加工をして折り目をつけた「一気にたためるバッグ」の構想が、そこから生まれました。
アイデアが商品として形になるまで、布とミシンを使っての試作からはじまり、構造、大きさ、強さ、軽さ、ひとつひとつに検証と調整を重ねました。大切にしたのは、初めて手にした人にも「感覚的に使える」こと。煩わしかった「たたむ」という動作を、シュパットという名前の通り、爽快で楽しいものへ。誕生当時の思いを受け継ぎながら、バッグ以外にも領域を広げ、シュパットは進化を続けています。